一宮市の防災について(地震)

2019年06月11日

先日洪水ハザードマップについてお話をしましたので今日は地震についてお話をします。

 

東海地震・南海地震・東南海地震が連動して発生した場合、一宮市では市内の一部地域で最大震度6強の揺れの強さを想定しています。

 

東日本大震災と比べ住宅被害だけでも、約2.2倍の被害を国は想定しています。

 

平成7年に発生した阪神淡路大震災の再要救出者35,000人の内約80%にあたる27,000人が近隣住民同士の協力によって救出された例からも、地震の発生時には自治体などの公的な支援はなかなか届きにくい実態があります。

 

そこで災害発生時には国・県・市などの行政機関の支援「公助」だけではなく、自分の身は自分で守る「自助」地域の人たちが力を合わせて協力する「共助」が大切と言われています。

 

自分の身は自分で守るの点では情報収集も大切な部分になり、一宮市では情報提供を下記の内容で行っています。

 

 

「あんしん・防災ネット」について

災害が発生時には停電によるテレビやラジオが使えなくなったり、デマに惑わされないように正確な情報を入手することが大事になってきます。一宮市では地震台風など災害時の緊急情報やPM2.5・光化学スモッグの大気環境情報・市内の火災や大規模事故などの情報・認知症などの症状で、高齢者障碍者の方が徘徊により行方不明になった場合に、早期発見をするために行方不明者の特徴や服装などをメールで配信します。携帯電話などで利用ができ予め登録しておくことで市の災害対策本部が提供する緊急情報などをメールで受信することが出来ます。

→参考に「あんしん・防災ネット」平成31年1月30日にリニューアルしました。

日本語の配信に加え英語・中国語・ポルトガル語・韓国語での配信もできるようになりました。

 

 

 

自分の身は自分で守るの第2点目、防災について

被害をなくすことは出来なくても被害を未然に防ぐことはある程度可能です。

 

建物の中で

①家具の配置を工夫する

倒れた家具で逃げ道をふさがれてしまわない様、ドア付近に配置しないことがポイントです。また、ベットやソファーでくつろいでいるときに、本棚やタンスが倒れてくる危険性があるので家具の高さ以上離れるか寝室には家具を置かないようにしましょう

 

②本棚

自転車の荷ゴムを本の高さの半分より下のあたりに張ることで、本の出し入れがしやすいまま落下を防ぐことが出来ます。

 

③家電製品を固定する

電子レンジや大型電化製品は強力なマジックテープや耐震ゲルマットなどの防災用品で滑り落ちないように固定します。

 

④タンスや棚の転倒防止

背の高い家具は、L字金具やツッパリ棒で固定すると倒れにくくなります。

 

 

 

液状化について

一宮市の防災ハンドブックでは一宮市の多くの地域で液状化の危険度が「極めて高い」となっています。

これから新たに建物を建てられる際には液状化しにくい地盤改良工事もありますのでご検討ください。

 

これ以外にも多くの対策が「一宮防災ハンドブック」に記載されていますので参考にしてください。

 

 

 

 

 

 

家の中の安全対策